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単行本

蘇るサバ缶

震災と希望と人情商店街

著者名:
須田泰成
定価:
本体1300円+税
出版日:
2018/03/01
判型:
四六判
ISBN-13:
9784331521502
ジャンル:
ノンフィクション

石巻の津波で泥に埋まった缶詰を掘り出し、1つずつタワシで洗って売った22万缶!

2011年3月11日。
東日本大震災による大津波は、
宮城県・石巻市の海沿いにあった
木の屋石巻水産の缶詰工場を壊滅させました。

工場跡地に埋まっていたのは、泥にまみれた缶詰でした。
掘り出された缶詰は、震災前からつながりのあった
東京・世田谷の住宅街、経堂の街に運ばれ、
商店街の人々の協力でピカピカに磨き上げられ、
1缶300円で販売されました。

三陸の海の幸が詰まったその缶詰は、
「希望の缶詰」と呼ばれるようになり、
たくさんの人をつなぎ、全国に広がり、
22万缶もが、掘り出され、洗われ、販売され、
工場再建のきっかけとなります。 

この物語は、
過酷な震災に直面しながらも希望を忘れなかった人々と、
手と心を差し出した人情商店街の人々がつながった、
リアルな物語です。


【はじめに】
手と心を差し出した人々 

プロローグ】
異臭を放つ物体 

【第1章】
100万缶を飲み込んだ津波

■3月11日夜。経堂の酒場に石巻のサバ缶
■歴史的大津波が工場と100万個の缶詰を飲み込んだ
■避難所の3日間の食事は合計ビスケット3枚
■「もうあの缶詰が食べられないのか」経堂は哀しみに包まれた
■生きていた営業マン! 5日目に聞けた無事の声
■帰って来た木の屋社員! サバ缶ラーメン、昇太さんと涙の再会
■泥まみれの缶詰がつないだ震災直後の命と希望
■チャリティ落語会を開催! 集まる義援金と支援物資
■経堂は落語長屋の人情と助け合い、シェアリングの街
■植草甚一とカウンターカルチャーの街、経堂に魅せられて
■廃業を覚悟した社長が男泣きした夜、支援物資トラックは石巻へ


【第2章】
洗って運んで売る心意気

■泥まみれの缶詰がやって来る! そして店主は途方にくれる
■洗えば中身は大丈夫! 経堂の空に黄金色の缶詰が輝く
■「出会いに感謝します」テレビの取材が来た! 
■経堂と石巻。支援物資と泥の缶詰の往復ピストン輸送システム完成
■街をあげて飲食店が缶詰メニューの提供開始
■若者の街・下北沢に「木の屋カフェ」始動! 
■殺到するメディア取材! 経堂と石巻に全国から支援者が集結
■モンスターボランティアがやって来た! 
■缶詰に絵を描くデザイナーやイラストレーター


【第3章】
つながる広がる応援の輪

■泥だらけの缶詰が全国の復興支援イベントで大人気
■初仕事が缶詰掘り、取引先での入社式 ~さちとかなの物語 1
■「泥まみれの缶詰」から「希望の缶詰」へ
■「うちの工場を使ってください」手を差し伸べた九州の会社
■復興第一弾は松尾貴史さんのレトルトカレー
■1杯1000円。全額寄付のラーメンも! 
■夏には冷蔵庫を運び巨大化するハエとの戦いが……
■「さばのゆを追い出せ! 」爆発する缶詰と嫌がらせの日々


【第4章】
工場再建で奇跡の復活

■缶詰を掘り尽くし、震災前の商品が続々と復活
■グラフィックデザイナー佐藤卓さんがロゴを制作! 
■TOTOが石巻営業所の再開記念に缶詰販売会! 
■さようなら木の屋カフェ。そして工場再建がスタート
■復興ストーリーの絵本『きぼうのかんづめ』出版
■各地で広がる絵本の展覧会と新商品の販売会
■震災の年の新入社員が初めて制服をもらう日 ~さちとかなの物語 2
■新工場は田んぼの中を泳ぐ鯨。悲願の工場再建へ! 


【第5章】
22万缶に詰まっていた物……

■キャンセル続出のバスツアーで工場観光地化の前例を
■カルビーとのコラボ商品「いさだスナック」が全国発売
■フレッシュパック製法による缶詰が復活
■全国の飲食店を元気にする「木の屋モデル」
■「日本百貨店しょくひんかん」に缶詰売場が
■震災直後の新入社員が社内結婚から出産へ
■サーバー管理会社とのコラボ「サーバー屋のサバ缶」
■わずか4年半で震災前の売り上げに戻す! 
■篠原ともえさんのカワイイデザイン缶
■自由な社風がイノベーションを生んだ
■新工場は鯨と缶詰のテーマパーク! 「これから」の経営戦略
■実は、希望をもらったのは東京にいる私たちだった
■希望の缶詰には震災前から「それ」が詰まっていた


【おわりに】
モンティ・パイソンのように

蘇るサバ缶
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